お父さんスゴイね

ここ最近は、土日の仕事も多くなり週末は子ども達と夫だけで過ごす時間も増えてきました。そんな時、ありがたいことに夫は嫌な顔一つせずに私を送り出してくれます。子ども達が「お母さんと一緒がいい」と言って愚図っても「お母さんは仕事なんだよ。お父さんと一緒に遊ぼうね、公園に行こうね、買い物に行こうね」と一生懸命に話をしてくれています。

先日も夫と次の週末の予定を立てていた時のことです。その週末も私は仕事で、夫と子ども達で過ごすようになっていました。その予定を子ども達に話すと長女が「お父さんスゴイね」と一言。「えっ？」と言うと「最近お母さん私たちがお休みの時は仕事でしょ、そしたらお父さんと遊ぶでしょう。お父さんはいつもは仕事をしてるのにお休みの日は私たちと遊んでスゴイね」と言うのです。

そう言われてハッと気が付きました。私にとって最近夫が子ども達の面倒を見てくれることが当たり前になっているなと。確かに夫婦ですから子育ては一緒にやっていくものですし、家事などの分担も我が家の場合そうしないと家の事が回らないことも確かです。

そのことで夫に対して有り難いという気持ち半分、夫婦だから当たり前でしょうという思い半分だったのです。

でもよくよく夫の一週間のスケジュールを考えてみたら、月曜から金曜は仕事、週末も会社に行ったり（そこは仕事中毒だなと思う部分あり（笑））、私の仕事のスケジュールがある時は子ども達と過ごし、そういう場合は家事全般をしている。なんて忙しい一週間なのでしょうか。そう思って世の中のお父さん達のことを考えてみると、世のお父さん方も私の夫と同じようなスケジュールをこなしているのではないかなと思うようになりました。

もちろん「もっと家事・育児を手伝って欲しい」「夫は休みの日は何もしない」そういうお母さん達の声も聞こえてきそうではありますが（苦笑）。

最近の私はカウンセラーとして、子育て中のお母さんのサポートをメインにお仕事をさせて頂くことが多くて、お母さん側の声だけを耳にしていました。だから「お母さんは、

家事に育児に仕事に、本当によくやっているな。お母さん達ありがとう」と思うことは多くてもお父さん達の声を聞くことはほとんどありませから、お父さんがどれだけ忙しい毎日を送っているのかということをじっくりと考えることはありませんでした。

その上、お父さんという身近な存在は自分の夫しかいませんから、自分のこととなるとお父さんの忙しい姿は“普通”の事になっていました。

　でもお父さん達のことに思いを巡らせた時、どれだけ忙しく、一生懸命に仕事をして、家のことにも気を使い、毎日を過ごしているのだろうと思うと、改めて世の中のお父さん達に感謝が湧いてきます。

「お父さんスゴイね」いい言葉だなぁ。