SNSと子どもについて①

SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービス(サイト)と言われるもので

最近よく聞くようになりました。様々なSNSと定義付けられるものがありますが、

例えばLINEやFacebookといわれるものがあり、私も利用者の一人です。同じSNSを利用している人同士では簡単にコミニュケーションが取れ、その便利さの恩恵を受けています。利用者でありながら私はSNSについては素人ですから、わからないことだらけです。

上手く使いこなせばもっと便利な機能がたくさんあるのでしょうが、今のところ友人と日常の連絡を取るということくらいにしか使っていません。

無料で使えてとても便利だと思います。しかし、最近TVなどでは、このSNSを使った事件やその問題点などのニュースを聞くことが多くなってきました。

ニュースを聞きながら私が心配していることが頭をよぎります。それはSNSと子ども達の関係です。私はSNSの専門家ではないので、親として気になっていることがあります。

それは、親達がSNS上に公開する子ども達の写真です。遊んでいる姿、食事の風景、なかには子どもの入浴写真、裸で走り回っている姿を見る時もあります。そこに写る子どもの姿は無邪気で可愛らしく、親からすると日常の一枚を軽い気持ちでみんなに知らせようとしているのだと思います。

その気持ちはよくわかるし、「今日はこんなことをしたんだな、楽しかっただろうな」と友人の一日を思い描くこともあります。

それと同時に不安にもなる時があります。「これを他人が悪用するなんていることはないだろうか」と、ふと思うのです。

 私が子どもだったころ、私達子どもの写真は現像されアルバムの中で見ることが出来るものでした。そのアルバムは各家庭の中にあり、それぞれの家庭に行って見ることはあってもそれが外に出回る、ましてや全く知らない人の手に渡るかもしれないという可能性はほとんどありませんでした。SNSが発達した今、私達がSNS上に公開した写真は誰が見てもおかしくない状況にあるのではないかと私は思っています。

もちろん個人情報として守られているので、私の心配が取り越し苦労であるならそれでいいのです。大人が自分で公開した写真がどれだけ出回ろうとそれは大人の責任です。

でも子どもは自分で自分の写真を公開しているわけではありません。

親が撮った写真が公開されているのです。

全ての子どもの写真を公開しない方がいいということではなく、私達親は子どもの写真をSNS上に公開するときに、全く知らない人の手に渡るかもしれないとか、子どもが何かの危険に巻き込まれないかということを視野に入れておく必要があるのではないかと思っています。

こころのおはなしやさん

メンタルサポート研究所グループ こころのおはなしやさん 心理カウンセラー 栗原美香 公式サイト